NAPROCKとは?-old

高度IT人材育成ネットワークの構築

情報産業における人材育成は、教育界と産業界共通の課題であり、特に近年は高度IT人材、中でも創造性と確かな技量を持つ人材が求められています。
高等専門学校(高専)は、実践的な技術者育成を目指し、早くからPBL型教育を導入しています。特に全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)は、学生の発想力と技術力、指導者の熱意、そして企業の支援により、情報教育の分野で高く評価されています。
高専プロコンをさらに発展させ、グローバル化に対 応できる高度なエンジニア育成を充実させるためには、産学官連携による社会に開かれた国際的な法人組織が必要とされていました。

そこで、2008年に本協会が発足しました。本協会は、高専と産業界の連携による共同教育の検討、高専プロコン関係者の交流促進、そして広く社会に開かれた高度IT人材育成ネットワークの構築を目指しています。

設立趣旨書

情報産業における適切な人材育成については、教育界、産業界の共通の課題である。中でも、高度IT人材が必要とされる近年では、創造性の豊かさ、技量の確かさを求める教育に注目が集まっている。高等教育機関の一翼を担う高等専門学校(以下「高専」)では、即戦力の実践技術者を目指しており、早くから、上記の思想に基づいたPBL型の教育を行ってきている。特に情報教育関連では、平成19年度(2007年度)に第18回を数える「全国高等専門学校プログラミングコンテスト(以下「高専プロコン」)」の貢献は、教育界、産業界で高く評価されている。
この高専プロコンをさらに発展させ、情報産業のグローバル化に対応できるさらに高度なエンジニア育成教育を充実させるためには、従来の高専連合会という任意団体のもとでは、十分な活動が行えず、社会に開かれ、かつ、国際化への対応を果たすことが可能な法人組織の存在が不可欠である。

このためには、高専と産業界との連携のもとに行う複合的な情報処理開発に関する共同教育(COOP教育)を視野に入れて、適切な就業前教育の検討を行い、かつ、高専プロコンに様々な立場で関係する者の相互交流を一般にも発展させ、広く社会に開かれた高度IT人材の育成に係るネットワークの構築が望まれている。
上記の健全で活力に満ちた高度情報社会の発展に寄与することを目的とし、かつ、非営利活動を旨として、活発なITの活用を視野に入れた産業界と教育界の連携による交流・育成事業の実施を目的とするのが、本特定非営利活動法人設立の意図である。

平成19年10月6日

設立代表者
住 所 長野県長野市大字下駒沢240番地44
氏 名 堀 内 征 治

設立経緯

特定非営利活動法人高専プロコン交流育成協会(NAPROCK)の設立経緯

情報産業における適切な人材育成については、教育界、産業界の共通の課題であります。中でも、高度IT人材が必要とされる近年では、創造性の豊かさ、技量の確かさを求める教育に注目が集まっています。

高等教育機関の一翼を担う高等専門学校(以下「高専」)では、即戦力の実践技術者を目指しており、早くから、上記の思想に基づいたPBL型の教育を行ってきております。 特に情報教育関連では、「全国高等専門学校プログラミングコンテスト(以下「高専プロコン」)」の貢献が、教育界、産業界で高く評価されています。
この背景には、コンテストに参加する学生諸君の豊かな発想と確実な技術、そして彼らを育ててこられた指導の先生方の熱意、さらには、このイベントが成り立つための財政的なご支援をくださった協賛企業の皆様のご厚意によるものであります。
この高専プロコンを発展させ、情報産業のグローバル化に対応できるさらに高度なエンジニア育成教育を充実させるためには、産学官が連携して、社会に開かれ、かつ、国際化への対応を果たすことが可能な法人組織の存在が不可欠でありました。

本協会は、このような状況下で、高専と産業界との連携のもとに行う複合的な情報処理開発に関する共同教育を視野に入れて、適切な就業前教育の検討を行い、かつ、高専プロコンに様々な立場で関係する者の相互交流を一般にも発展させ、広く社会に開かれた高度IT人材の育成に係るネットワークの構築を目指して2008年に発足し現在に至っております。

特定非営利活動法人高専プロコン交流育成協会 設立経緯

平成19年10月6日 設立総会(津山市 津山国際ホ テル)
・特定非営利活動法人高専プロコン交流育成協会の設立の審議、承認
・特定非営利活動法人高専プロコン交流育成協会の定款の審議、承認
・設立当初の役員の選出
議長より設立当初の役員の人選について諮られ、審議の結果、理事に清水洋三、長谷川淳、神沼靖子、和田成史、豊田崇克、尾上卓太郎、山田正彦、堀内征治、伊原充博、山崎誠、桑原裕史、松澤照男の各氏、監事に浅田隆治、木戸能吏の両氏にすることを承認。また、理事のうち理事長に清水洋三氏、副理事長に長谷川淳氏及び神沼靖子氏とすることについても承認。
・平成20年度及び21年度の事業計画書及び収支予算書案の審議、承認。
・法人設立認証申請について
設立代表者(申請者)を堀内征治氏とすること、役員のうち報酬を受ける者はいないことなどを承認。
平成20年3月24日 設立申請(東京都庁)
平成20年6月16日 高等専門学校連合会連絡会(全国高専校長の出席)
NPO高専プロコン交流育成協会の設立の報告、承認
NPOに係る会計処理の承認
平成20年7月23日 設立認可(東京都庁)
平成20年7月25 法務局 登記申請
平成20年7月31日 法務局 登記完了
平成20年8月 6日 設立記念総会・講演会

第六代理事長就任のご挨拶

特定非営利活動法人高専プロコン交流育成協会

第6代の理事長を拝命いたしました桑原裕史です。精力的に勤められた歴代の理事長に倣い、精一杯務めさせていただきたいと存じます。 平成2年に生まれました高専プロコンも令和6年の奈良大会で35回を迎えます。プロコンの創立当初から関わってまいりましたメンバーの一人として、社会に認められ定着したプロコンの応援ができることを大変誇りに思います。これもコンテストを支えていただいた協賛企業、後援団体の皆様、実行を担っていただいた高専教職員の皆様のご努力と熱意によるものだと改めて感謝を申しあげます。

さて昨今、通信速度の向上、クラウドやAI技術の発展により、情報処理技術には急激な変化が訪れています。専門の知識やプログラミングの経験が無くてもシステムの開発が可能だといわれるAIによる自動的なコードの生成や、ノーコード・ローコードと呼ばれる開発手法等新しい手法は枚挙に遑(いとま)がありません。しかし、このような時代であればこそ、しっかりとした工学の基礎知識を身に着け、実験実習や卒業研究等によって実践的な技術も身に着けた高専の卒業生こそ思う存分に活躍できるのではないかと思います。 今、高専設立から60年を経て、世の中では再度高専教育に日が当たってきています。私立の高専の新設があり、県立高専の開校も予定されています。海外の高専の卒業生も活躍し始めています。これは数十年の月日を費やし、誠実にかつ真摯に工学教育に取り組んだ高専の成果でもあろうと推察いたします。高専に学ぶ学生諸君は決して現状に甘えることなく自らの専門知識の習得に専心し、身に着けた技術を社会に還元していただきたいと思います。当協会は全力で皆さんを応援いたします。

最後になりましたが、高専から優れた人材を世の中に送り続けるために、NAPROCKの理事一同は努力いたします。協賛企業の皆様を始め、全ての関係者の皆様に、一層のご支援とご協力を賜りますようお願いして、理事長就任の挨拶とさせていただきます。

令和5年吉日 桑原 裕史

理事長 桑原 裕史

ここで第3代のNAPROCK理事長であった松沢照男先生(故人)の文章をお借りして、高専プロコンの歴史についても、記録のために記述しておきたいと思います。

「私は1985年当時沼津高専に奉職し、当時立ち上がったばかりの情報処理教育を担当し、その縁で前堀内理事長はじめ現在の本協会の主立ったメンバーと親交を結ぶきっかけになりました。 高専においても情報処理教育のあり方が熱心に議論された時代ですが1977年に登場したパソコンがようやく普及し、特別な人にしか扱えなかったコンピュータが高専の学生のみならず誰でもが手にできるようになったときでした。当時の議論はコンピュータの機種や性能を中心とした情報システム環境を中心としたもので、コンピュータに興味をもった学生達になにを与えるべきかという視点は二義的な話でした。 その頃、堀内先生を中心に情報処理教育を担当した教員仲間で、なにか学生の興味やモチベーションを刺激する方策はないかという議論から高専プロコンを企画し、清水先生やコンピュータソフトウェア協会のご協賛を得て1990年に京都で第1回を開催し、本年まで連綿と大会開催を継続して参りました。」

松沢照男
以上

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