プロコンは我が国の将来の仄かな明かり ~神沼 靖子~

  • プロコンの魅力または想い
    既成の概念にとらわれずに柔軟な思考で発想し、ものづくりに挑戦している若いパワーに魅力を感じて、どっぷりとプロコンに浸かっています。たとえば、自分たちのアイデアを実現していくプロセスでは、その道の先人たちの話を聞くなど、社会・人間的な側面にも気を配っていることを嬉しく思っています。そして様々な情報技術を導入して真摯に目標達成に挑んでいる姿から、我が国の将来に仄かな明かりを感じることができます。

  • 今後のNAPROCKに期待する事柄
    情報技術者のスキル向上のためには若い人材の育成が何よりも重要であることから、高専の教育活動を積極的に支援することを期待しています。技術的なスキルはもとより、技術者としての倫理的な側面や、組織の一員として活動できる能力を育成することに関しても何らかの支援ができると嬉しいです。

  • フリーメッセージ
    いろいろな立場で多くの方々がプロコンに参加しています。主役はもちろん学生の皆さんですが、彼らをサポートしているのは、それぞれの高専であり指導教員です。それを支えているのが高等専門学校連合会であり、さらにそれらを支援しているのがNAPROCKの会員です。そこには、情報産業界の期待と協力があります。このような大きなパワーが高専プロコン交流育成という一つの目標に向かってさらに発展することを期待しています。微力ながら協力させていただきます。

  • 経歴
    1961年に企業の設計業務にコンピュータを導入したことを手始めとして、今日までにいろいろな局面で情報システム開発と関わってきました。大学教員を40数年務め、今は、微力ながら情報系人材育成の支援をしています。高専プロコンでは第1回目から審査委員として関わり、第13回目からは審査委員長をさせていただいています。
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