プロコンは感動の舞台 ~長尾 和彦~

本期より高専プロコン交流育成協会の理事を拝命いたしました長尾と申します。挨拶がわりに高専プロコンと私の関わりについて、少し振り返りたいと思います。
私は高専教員となって25年目になります。ほぼ高専プロコンと同じ時期を高専で過ごしており、第1回から指導教員として応募学生に関わっておりました。が、当初は予選落ちの連続。やっと予選を通過し本選に参加できたのが、第5回富山大会でした。学生を前に競技部門の説明をされる先生方や参加学生の熱気に触れ、これは普通ではない、日頃の教育を実践する体験ができる、こんな体験を学生に伝えていきたいと強く思いました。
その後も部活動を通してプロコン応募を目標に掲げて指導を行い、今ではプロコンの常連校と呼ばれるまでになりました。その間、プロコンを通して多くの学生と苦楽を共にしました。今でも連絡をくれるプロコンOB・OGがたくさんいます。また、第12回大会からは実行委員としても活動することになり、本当に全国の学生と関わらせていただいています。
また、プログラムやコンピュータの最新動向などについてもプロコンを通して学生から教えてもらっています。さらにプロジェクト管理の必要性についても、プロコンの体験を通して教材としてまとめることができ、教育の幅も少し広がりを持たせられたかと思います。プロコンなしでは今の私はないといっても過言ではありません。

プロコンを発展させ、より多くの学生や教員の皆様に感動の場を提供していくことが、プロコン委員会であり、NAPROCKの役目であると思います。微力ではありますが、今後もプロコンを通して学生と共に成長するものでありたいと願っております。

『可能性に目を閉ざす者は、水中で泳ぐのをやめたものに等しい』